観音寺の大施餓鬼会法要:五如来の「施餓鬼幡」を立てて浄水や食物を供え飢餓に苦しむ者たちを救います。

9月12日恒例の「おせがき」は、「施餓鬼会(せがきえ)」「施食会(せじきえ)」などといわれ、各宗派を通じて行われる仏教行事の一つです。

 餓鬼道に落ちた飢餓に苦しむ者たちを救うために水や食べ物を施す修法で、盂蘭盆会の精霊供養と同時に行うところもあります。
その由来は、『救抜焔口餓鬼陀羅尼経(くばつえんくがきだらにきょう)』というお経によるといわれています。
施餓鬼棚に「三界万霊牌」や初盆の戒名を記した位牌を置き、浄水や食物を供え、五如来の「施餓鬼幡」を立てて法要を営むのが習わしで塔婆を宝塔に修めます。
中世、近世においては現実の飢餓の方々を救済するための事業でもありました。

お施餓鬼の法話:当山副住職による塔婆=ストゥーパに込められた仏教の宇宙観の法話。

お施餓鬼の奉納太鼓:谷口拓也氏と仏教青年会の有志による奉納太鼓。

観音寺の大施餓鬼棚:先祖の方々の位牌を並べ餓鬼に供する穀物や野菜を上げ申して付施餓鬼の塔婆も立てて供養します。

本堂の内陣:お施餓鬼会大修行の法要準備が整った本堂の内陣です、僧侶の登壇と参拝者の入場を待つひとときです。

大施餓鬼会法要:当山第16世住職心一による法要の導師と加持祈祷、万霊供養修業。

施餓鬼棚供養:五如来の「施餓鬼幡」を立てて祀られている先祖並びに付施餓鬼の塔婆を1本1本読み上げ供養法要。

大施餓鬼会修行日の山門:住職直筆のポスター、晴天に恵まれた山門から本堂を臨む、檀信徒の方々が参拝に訪れます。

佳境の奉納太鼓:世界的な太鼓奏者、谷口拓也氏による奉納太鼓演奏。